ODR 大阪歯科総研Osaka Dental Research Institute
患者向け

DATA RESEARCH SERIES / 2026

治療費をサイトで公開している歯科医院は6%だった

いくらかかるのか分からないまま、診療台に座る。あの心細さには、理由があります。大阪市の歯科医院のうち公式サイトを解析できた1,557院を調べたところ、自由診療の料金を具体的な金額でサイトに載せている医院は86院——わずか6%でした。「値段を見てから決めたい」が、歯科ではまだ当たり前にできないのです。

FINDING / 料金公開の実態

料金を「見てから選べる」医院は、まだ少数派

料金の記載を確認6%86/1,557院
記載を確認できず94%1471/1,557院

誤解しないでほしいのは、料金を書いていない=高い・不誠実、ではないということです。歯科の自由診療は症状や材料で金額が変わるため、「一律の価格を書くとかえって誤解を招く」と考える医院も少なくありません。

それでも、患者側にできることはあります。初診の前に、電話や問い合わせフォームで「おおよその目安」を聞いてよいのです。きちんとした医院ほど、確定額は診てからとしつつも、幅を持った目安や「何で金額が変わるのか」を説明してくれます。逆に、聞いても説明の姿勢が見えない場合、それ自体が医院選びの判断材料になります。

FINDING / 評価との関係

料金を公開している医院は、評価も高い傾向

評価の数字だけで医院を選ぶ必要はありませんが、参考値として——料金の記載を確認できた医院のGoogle平均評価は4.46(86院)、確認できなかった医院は4.06(1398院)でした(評価が取得できた計1,484院で比較)。

ただし、これは相関であって因果ではありません。料金を書けば評価が上がる、という意味ではなく、「患者への説明に力を入れている医院が、結果として料金も開示し、評価も得ている」といった共通の背景があると考えるのが自然です。また料金記載側は86院と母数が小さいため、この差は参考程度に見てください。

NOTE / 医院の方へ

料金への不安は、患者が予約をためらう最大級の理由のひとつです。確定額を約束できなくても、「◯◯円〜◯◯円。差が出る理由は△△」という幅と根拠の開示だけで、患者の心理的なハードルは大きく下がります。6%という現状は、開示した医院がそれだけで目立てる、ということでもあります。

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SEARCH / この条件で医院を探す

METHODOLOGY / この分析の作り方(包み隠さず開示します)

信頼できる根拠は、透明性そのものです

データの出どころ
各医院の公式サイトの公開情報をAIが解析した結果です。分析対象のうち公式サイトを解析できた1,557院を母数としています。
数字の作り方
サイト解析で得た情報公開の根拠テキストに、具体的な金額・料金表への言及(「円」「料金」等)が含まれる医院を「料金の記載あり」と機械的に判定しました。
この分析の限界
サイトの構成によっては料金ページを読み取れないことがあり、実際の開示率はこの数字より高い可能性があります。評価との比較は相関であり因果ではなく、Google評価が取得できた医院のみで比較しています。料金は必ず各医院に直接ご確認ください。
順位とお金の関係
掲載・分析・順位は、医院からの費用で一切変わりません。すべての医院を同じ基準で扱っています。
間違いの訂正
掲載内容に誤りがあれば、医院情報の修正フォームから無料で訂正します。詳しくは運営ポリシーをご覧ください。

この記事についてのよくある質問

料金を公開していない医院は避けるべきですか?

いいえ。症状によって金額が変わるため一律表示を避けている医院も多くあります。受診前に目安を質問し、説明の姿勢を見ることをおすすめします。

保険診療の料金も医院によって違いますか?

保険診療は全国共通の点数制度で、同じ処置なら自己負担は基本的にどの医院でも同水準です。医院によって大きく変わるのは自由診療(インプラント・矯正・セラミック等)です。

「料金の記載を確認」はどう判定していますか?

各医院の公式サイトをAIが解析し、具体的な金額・料金表への言及を確認できた場合に数えています。サイトの構成によっては読み取れない場合があり、実際より少なめに出る可能性があります。

最終更新:2026年07月(集計日:2026-07-20/データは毎月更新しています)