ODR 大阪歯科総研Osaka Dental Research Institute
患者向け

DATA RESEARCH SERIES / 2026

精密検査の選択肢は、住む場所で4倍違う

「精密な検査を受けたい」という希望は、どこに住んでいても同じように叶うのか。大阪市で公式サイトを解析できた1,235院について、歯科用CT・マイクロスコープの導入が確認できた割合を区ごとに数えると、答えは「いいえ」でした。CTの導入率は、最も高い天王寺区の40%に対し、最も低い住之江区では10%——約4倍の開きがあります。

FINDING / 設備の地域差

精密検査の選択肢は、住む場所で4倍違う

下の図は、CT導入率の高い区・低い区それぞれ3つです。マイクロスコープも同様で、天王寺区の23%に対し西淀川区では0%でした。

天王寺区40%25/62院
福島区33%14/42院
阿倍野区30%18/61院
西淀川区12%3/26院
住吉区11%7/61院
住之江区10%4/39院

大事な注意がふたつあります。第一に、設備がない医院=劣る医院ではありません。虫歯の治療や定期検診など、CTやマイクロスコープを必要としない診療は多く、必要な症例だけ設備のある医院・大学病院へ紹介する分業も一般的です。第二に、この数字は公式サイトの記載から確認できた分であり、「未確認」は「無い」とは限りません

そのうえで、インプラント・親知らずの抜歯・再発した根管治療など精密な画像診断が関わる治療を検討している方にとっては、この地域差は現実的な意味を持ちます。自分の区で見つからなくても、隣の区まで範囲を広げれば選択肢は大きく増える——通える範囲の考え方を、症状の重さに合わせて切り替えるのが実用的です。

NOTE / 医院の方へ

導入済みの設備が公式サイトに書かれていない、あるいは機種名だけで用途の説明がない——という理由で「未確認」に数えられている医院が一定数あるとみられます。設備は導入することと同じくらい、何のために使い、患者に何をもたらすかを公開情報で説明することが、患者の選択を助けます。

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METHODOLOGY / この分析の作り方(包み隠さず開示します)

信頼できる根拠は、透明性そのものです

データの出どころ
各医院の公式サイトの公開情報をAIが解析した結果です。解析できた1,235院を母数とし、医院数25院以上の区のみ区別集計しています。
数字の作り方
サイト記載から設備の確認度を0〜5で評価し、3以上を「導入を確認」として区ごとの割合を算出しました。
この分析の限界
公式サイトに記載のない設備は「未確認」であり「無い」ではありません。実際の導入率はこの数字より高い可能性があります。設備の有無は医院の優劣を示すものではありません。
順位とお金の関係
掲載・分析・順位は、医院からの費用で一切変わりません。すべての医院を同じ基準で扱っています。
間違いの訂正
掲載内容に誤りがあれば、医院情報の修正フォームから無料で訂正します。詳しくは運営ポリシーをご覧ください。

この記事についてのよくある質問

CTがない医院では精密な治療は受けられませんか?

そうとは限りません。必要な症例のみ提携先や大学病院で撮影する体制の医院も多くあります。ご自身の治療にCTが必要かどうかは、診察時に医師へご確認ください。

導入率はどうやって数えていますか?

各医院の公式サイトをAIが解析し、設備の記載を確認できた度合いを5段階で評価したうち、確実性の高い医院(3以上)を「導入を確認」として数えています。

自分の区の導入率も知りたいです。

本記事では上位・下位の区のみ掲載しています。区ごとの医院は当サイトのエリアページ・ランキングページから設備条件で絞り込んでご覧いただけます。

最終更新:2026年07月(集計日:2026-07-20/データは毎月更新しています)